「食べることは生きること」これは古代ギリシャの哲学者・ソクラテスが残した名言といわれています。感染症流行や肥満者の増加、ひいては生活習慣病罹患者の若年化……健康に関する問題を目にする機会が増えた近年。ウェルネス分野の需要増加により、他業種から健康に直結する飲食業界へ参入する企業が続々と増えています。
新商品やサービスのプロモーションに伴い、専門家をアサインしたいと考えているマーケターも多いはず。今回は食と健康の専門家である管理栄養士をプロモーションに起用する際の流れや料金相場についてご紹介します。
目次
管理栄養士をプロモーションに起用するメリットとは
「広告動画に出て専門家の立場から自社製品をPR・宣伝してほしい」「イベントで正しい情報を発信することで商品の信頼性を高めてほしい」など、プロモーションに管理栄養士をアサインする企業が増えています。
管理栄養士をプロモーションに起用するとさまざまなメリットがあります。「有名人を起用した方が良いのではないか」という声もありますが、それは大きな間違い。特に食品やサプリメント等、健康に関わりが深い製品は専門家から根拠に基づいた信頼性の高いコメントを発信してもらうことで、競合製品と一線を画すことも可能なのです。
メリット① エビデンスが提示できる
近年の消費者傾向として、「安全だと信頼できる」「安心して使える」製品の需要が高まっています。管理栄養士はウェルネス分野の専門家ですから、発信する情報は明確かつ正確です。エビデンスも別途提示してもらえるので、消費者の購買行動を後押しする切り札として使用できますよ。
メリット② コアな話ができる
特定のジャンル(管理栄養士であれば食・健康分野)に特化した専門家であるからこそ知識が豊富。プロに話をしてもらうことでイベントや講演内容に深みを出すこともできます。
もちろん難しい話をただつらつらと並べるのではなく、専門知識を持たない一般消費者にも伝わるよう複雑な内容もわかりやすく噛み砕いて講演してもらえるため、さまざまなテーマに関する知識を深められます。イベントや講演会を企画した企業・団体への信頼感が増し、イメージアップにつながる効果も期待できます。
メリット③ タレントや有名人よりキャスティング費用が安い
管理栄養士のキャスティング費用は知名度や実績、所持する資格等によって多少増減しますが、有名タレントや俳優と比較すると安くなる傾向があります。専門知識を持ったプロをキャスティングできるにも関わらず、無資格のタレントや俳優をキャスティングするよりも費用を抑えられるのはうれしいメリットですよね。
テレビ出演が増えてタレントに転身する管理栄養士もなかにはいますが、基本的に管理栄養士はテレビ出演を本職としていないため、安価な出演料で依頼でき、高い費用対効果が期待できます。
依頼の流れ
プロモーションへの出演依頼から実施までの期間は依頼内容によって異なります。
例えば、広告動画への出演を依頼する場合。原稿等は依頼主側で用意し、管理栄養士はエビデンスのチェックおよび監修、動画出演のみでよいのであれば1週間程度の余裕があれば問題ないでしょう。ただ、原稿や動画内で使用する資料等の作成も依頼を考えているのであれば最低でも2週間は余裕を見た方がよいでしょう。
また、撮影やイベントを行う日によっては希望する管理栄養士の予定が合わず、キャスティングできない場合もあります。企画に最もマッチする管理栄養士をキャスティングするためにも余裕を持って早めに依頼をするか、候補日をいくつか提示しておくことをおすすめします。
①管理栄養士キャスティング(マッチング)サービスでプロモーション出演を依頼
まずは管理栄養士キャスティングサービスのホームページから問い合わせしてみましょう。多くのサイト上にお問い合わせフォームやメールボタンが設置されているので、企画内容や意図、依頼したい業務内容を大まかでよいので記載してください。実施日や場所が決まっているのであれば、こちらも記載しておくとその後の対応がスムーズです。
後日キャスティングサービス側から折り返し連絡がありますので、企画担当者の連絡先(電話番号、メールアドレス)も忘れずに記載してくださいね。
②ヒアリング
キャスティングサービス側から連絡があり、電話やオンラインシステムを利用してヒアリングを行います。企画の背景やターゲット層、訴求内容を具体的に伝え、依頼内容を正式に決めていきましょう。
反対に、進行途中で不安になることがないよう追加費用や修正対応の可否等、依頼にあたって聞いておいた方がよいことはこの時点でキャスティングサービスの担当者に聞いて、正式依頼までにしっかり解消しておきましょう。
③正式依頼
ヒアリングの内容をもとに見積書が発行されます。社内稟議にかけ、問題ないようであれば正式に依頼します。多くの管理栄養士キャスティングサービスはヒアリング時の状況からプロモーションの実施可否を判断して見積書を発行。正式依頼が遅くなればなるほど当初予定していた日程でのアサインが難しくなるので、見積書が発行されたら可能な限り速やかに正式依頼を行いましょう。
④担当管理栄養士決定
キャスティングサービス側が依頼内容や条件とマッチする管理栄養士を所属者のなかからリストアップしてくれます。そのリストをもとに担当の管理栄養士を決定。ただ、キャスティングサービスによっては管理栄養士を指名できないこともあるので注意してください。指名の可否はヒアリングの際に確認しておくと安心でしょう。自分たちで選びきれない場合はキャスティングサービス側が実績や保有資格を考慮して最適な管理栄養士を選んでくれますので、安心してくださいね。
⑤打ち合わせ
担当管理栄養士も交えて打ち合わせを行います。イベントや広告動画の出演、講師登壇を依頼する場合、キャスティングサービスの担当者を挟んでのやりとりだけで当日を迎えてしまうのは不安ですよね。一度しっかりと担当管理栄養士の顔を見ながら打ち合わせをし、企画内容を説明しましょう。企画書や資料がある場合は事前に展開しておくと、より理解が深まりますよ。
⑥原稿作成・エビデンスチェック
撮影時の原稿やイベントパンフレット等、プロモーション当日に必要な資料の作成を進めます。管理栄養士に依頼する業務に資料作成を含まない場合は、エビデンスのチェックのみ対応してもらいます。
栄養学は人々の健康に直結する学問であるため、「根拠がはっきりしている情報であること」はとても重要です。エビデンスを提示し、商品やサービスの信頼性を高めてくれる点も管理栄養士起用の大きなメリットのひとつなので、充分に活用しましょう。
⑦企画当日
撮影やイベント本番当日は、時間に余裕を持って集合してもらえるようあらかじめ依頼しておきましょう。管理栄養士のプロモーション起用に対する費用は、おおよそ当日の拘束時間と事前準備にかかる工数を加味して決定します。そのため当日になってから「質疑応答コーナーを追加したいので30分延長してほしい」「リハーサルをやりたいので入り時間を早めたい」等の希望を出しても対応してもらえない可能性が高いです。最終調整やリハーサルの有無等、事前に希望を伝えておくことで柔軟に対応してもらえます。
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特定ジャンルの専門家をプロモーションに起用するとさまざまなメリットが得られますが、やはり費用が心配ですよね。精度の高い情報を発信するには、国や教育機関等、信頼性が高い組織に認められた人物を起用することが近道です。
管理栄養士は国家資格者であるにもかかわらず、比較的安価にキャスティングすることが可能です。食や栄養分野に関する知識量は同じ国家資格者である医師と変わりませんが、キャスティングの相場では2/3程度の価格に抑えることができます。
なかでもえいようJoinは出演料の他、原稿作成費を含めても70,000円(税込77,000円)から起用が可能。管理栄養士によるダブルチェックも行っているので高い費用対効果を期待できます。
どのキャスティングサービスを利用するかは目的別で決める
専門家キャスティングサービスにはそれぞれ特徴があります。信頼性の高い情報を求めるのであれば知識人である管理栄養士や医師、話題性であればタレントや俳優等の芸能人、ターゲットに親近感を持たせたいのであればインフルエンサーがおすすめです。商品・サービスの性質、方向性、目的別に使い分けると便利ですね。
えいようJoinのキャスティングサービス価格表
まとめ
今回は商品やサービスのプロモーションに管理栄養士を起用した際の依頼の流れや料金相場についてご紹介しました。依頼する期限としては撮影やイベントの候補日から逆算して、原稿作成も一緒に依頼する場合は2週間程前、制作物はなく監修のみであっても1週間前には問い合わせをしておくとよいでしょう。価格に関してはそれぞれ依頼内容によって前後しますが、1回あたり70,000円~が相場のようです。
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