今回は
「育毛剤を使っているけど効果がない!」
「育毛剤には効果が無いと聞いたけど本当?」
「効果が出る人と出ない人の違いが知りたい!」
という方のための内容です。
あなたは、本当に育毛剤のことをきちんと理解していますか?
毛活先生と一緒に育毛剤についての知識を身に付け、効果が出ない本当の理由を見ていきましょう!
この記事を読めば、
- 育毛剤のそもそもの目的
- 育毛剤の正しい捉え方
- 育毛剤以外にやりがちな毛活に逆効果の習慣
などを通して、効果が出ない理由を知り、これからどうすべきかを整理することが出来ます!
育毛剤の口コミを見ていると、「生えない」「効果がない」などといった感想をよく見かけますよね。
しかし、育毛剤自体が本当に効果のない悪質な商品なのでしょうか?
それでは、ここから一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
効果がないと感じる理由①:育毛剤を正しく知らない!
育毛剤の目的
まずはじめに、育毛剤がそもそも何を目的とした商品なのか?をおさらいしましょう。
育毛剤とは、「今ある髪」を強く太く育てることを目的とした「医薬部外品」です。
育毛剤で効果を実感したというのは、細く弱くしか育たなくなった髪や産毛のような「今ある髪」が、
強く太く育ったことによって以前よりも見た目で髪が「生えた」あるいは「増えた」ように感じたということなんです!
また、「医薬部外品」とは、人体に対する作用が医薬品よりは緩やかだが、何かしらの改善効果が認められるもののことです。
薄毛対策の医薬品である「発毛剤」よりは効果が強く感じられるわけではないが、その分副作用も少なく手軽に始められるのが良いところです。
つまり、育毛剤はそもそも効果が緩やかであり、「今ない髪」を生やすことは出来ません。
ここを根本的に間違って理解していたり、そのような間違った認識を持った人が育毛剤を批判するのを見て不安になることが多いです。
ただし忘れないで欲しいのは、育毛剤自体に効果がないというわけではない!ということです。
育毛剤が目的としている効果に関しては、「医薬部外品」として厚生労働大臣から正式に認定を受けたものなんです!
育毛剤と発毛剤の違い
先程も少し触れましたが、育毛剤は薄毛対策グッズの中で「医薬部外品」に指定されています。
一方で、「今ない髪を生やす」ことを目的とした「医薬品」として一般に売られているのが発毛剤です。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
- 育毛剤(医薬部外品)
効果 :「今ある髪」を強く太く育てる。
対象者:これからの薄毛・抜け毛を予防したい人、頭皮環境を整えたい人、健康的な頭皮と毛髪を維持したい人。
副作用:頭皮のかぶれ、あかみ、かゆみ、フケなど
- 発毛剤(医薬品)
効果 :「今ない髪」を生やす。
対象者:既に健常に髪が生えてこなくなった部分に生やしたい人。
副作用:頭皮のかぶれ、あかみ、かゆみ、フケ、動悸、頭痛、抑うつ感、むくみなど
このように、それぞれに特徴があり、効果に合った対象者も分かれていることが分かります。
自分はどちらの商品が合っているのかよく確かめてから使用することで、「効果が出ない!」と不安になることも減るのではないでしょうか?
もっと詳しく知りたい方はこちら!
ここまで、育毛剤とはそもそも何なのか?発毛剤との違いは?ということについて見てきました。
育毛パークでは、育毛剤や発毛剤について下記の記事でより詳しく解説しています!
もっと詳しく正しく理解したいと思っている人は要チェック!
効果がないと感じる理由②:育毛剤以外の原因がある!
さて、育毛剤の目的は皆さん分かりましたよね。
では、正しく理解した上で、育毛剤の効果を望んでいるのにも関わらず効果が出ない!というあなた。
ほらやっぱり育毛剤には効果がない…と、思う前に!これからご紹介する事例を確認してみましょう!
育毛剤自体には効果が認定された成分が入っているので、一向に効果が出ない時には下記のような習慣などが原因になっている場合も。
ご自分が当てはまっていないかどうか、是非参考にしてみてください。
髪の洗い方が良くない
皆さんは髪を洗うとき、どのように洗っていますか?
シャンプーを手に付けて、濡れた髪につけ、汚れがしっかり取れるようにごしごし…頭皮が動くくらい激しくこすってしまっていませんか?
髪を洗う際、頭皮についている余分な皮脂汚れをしっかりと洗い流すことは非常に重要なことです。
しかし、強く頭皮をこすってしまうと傷がついてしまったり、皮脂汚れを洗い流しすぎる原因となってしまいます。
頭皮には雑菌の過度な増殖や乾燥などから皮膚を守るために、角質層と適度な皮脂が存在しています。
これらをごしごし洗いで傷つけてしまうと、頭皮環境が荒れてしまい育毛剤の効果が発揮されにくくなってしまいます。
髪を洗うときは、指の腹を使ってあらかじめ泡立てておいたシャンプーで易しくマッサージをするように洗いましょう。
シャンプーの洗浄力が強い
一般に市販されている普通のシャンプーは、洗浄力が強く皮脂を洗い流しすぎてしまいます。
先程も述べたように、あらかじめ泡立てて易しく洗うならまだしも、原液を直接頭皮につけてしまうとより頭皮が荒れる原因となります。
また、シャンプーを変えるだけでも髪にハリとコシを感じるなど、髪質が変わることもあります。
例えば、家族で住んでいると共有のものを使うこともありますが、
男性が女性用のシャンプーを使ったことですごくサラサラになった!という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?
このように、自分に合ったシャンプーに変えるだけでも何か変化を感じるかもしれません。
市販されているものの中でも、育毛シャンプーなどのアミノ酸系シャンプーであれば、
余分な皮脂汚れをしっかりと落としながら、必要な潤いは保ってくれるため、オススメです。
まずは育毛シャンプーと売られているものや、自分の育毛剤のメーカーがセットで売り出しているシャンプーを使ってみるのもオススメです!
さらに毛活において意外にもオススメされているのが、「お湯シャン」です。
実は、不要な皮脂汚れやほこりなどの大きなごみであればお湯だけでも十分に落とすことが出来ます。
最初は慣れない方が多いですが、2週間ほどでそれほど気にならなくなってくるようです。
シャンプーで皮脂を洗い流すと、その分補給しようとしてさらに皮脂が過剰分泌される傾向があります。
このため、始めはいつも通りお風呂の後に皮脂を出そう!という反応が出ますが
2週間ほどでお湯シャンの後の頭皮の状況に慣れ、分泌量が適量に再調整されると考えられます。
このように、毛活をする方であれば育毛シャンプーなどのアミノ酸系シャンプーに変えるか
お湯シャンにチャレンジして頭皮環境を健常に保つことを意識してみましょう!
カラー・パーマをしている
カラーやパーマをすると、その際に使用される薬剤によって頭皮が荒れてしまうことがあります。
これらの薬剤は頭皮に刺激を感じるほど自分にとって強い事がよくあり、炎症を引き起こすケースも少なくありません。
毛活をしているならば、あまりこのような薬剤を頭皮に付ける行為は避けたほうが良いでしょう。
どうしてもしたい!という場合は美容師の方に育毛剤を使用していることを伝え、支障がないように工夫をしてもらうことをオススメします!
髪を育てる栄養素が足りていない
皆さんは、これまで体を大きくするために沢山食事をして栄養を得てきましたよね。
毛髪も同じです。
毛髪が育つのに必要な栄養素が体内に十分量なければ、生えてこなかったり弱々しい毛髪になってしまいます。
毛髪が育つのに必要な三大栄養素と言われる栄養素は「タンパク質・ビタミン・亜鉛」です。
普段の食事でこれらの栄養素を十分量摂れていますか?
まずは食生活を見直し、それでも毎日十分量摂るのが難しい栄養素に関してはサプリメント等で適度に補ってあげましょう!
既に「今ある髪」が少ない
さて、究極の可能性として挙げられるのが、育毛剤で対応できないほど薄毛が進行しているということです。
育毛剤を長く続けても、これまで挙げた原因に対処しても全く効果が見られない場合は、発毛剤の使用を検討しましょう。
一度クリニック等に相談し、自分がAGAなどで進行型の薄毛になっていないか確認してみても良いかもしれません。
最初にも述べた通り、育毛剤では「今ある髪」を育てることしかできません。
今もう既になくなってしまった髪は、発毛剤やAGA治療等を使って根本的な解決をする必要があります。
育毛を始める方の進行度合いは人それぞれですが、ほとんどの髪の毛が抜けてから始める人というのは少ないと思います。
育毛剤の良いところは、髪が健康な状態を維持したり、少し薄くなってきたから予防の観点からでも始められるという利点があります。
育毛剤より発毛剤は少し高価であり、実際に治療を行うとなるとかなり高額になってしまいますが、確実に状況を改善するためにはきちんと向き合うことをオススメします!
まとめ
いかがでしたか?
今回は育毛剤に効果がないのではないか?という不安を解消するために育毛剤自体の目的から解説していきました。
要点をまとめるとこんな感じです。
●育毛剤は、弱々しい毛髪になっているが、まだ髪自体はある人を主に対象としている
●「今ない髪」を生やすには発毛剤の使用やAGA治療などが必要
●育毛剤自体ではなく、自身の生活習慣やシャンプーの仕方などを見直すことも重要
自分が育毛剤で効果が出ない理由は何なのか?
育毛剤の効果を否定している人はどんな理由で言っているのか?
を正しく認識し、有意義な毛活に役立ててください!