2016年3月11日 更新

生理前のイライラをどうにかしたい人へ~「食事+〇〇」で改善する方法~

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小出久美子

月経の始まる約1週間前ぐらいから起こるさまざまな症状を月経前症候群(PMS)と言います。毎月憂鬱になっている女性も多いのではないでしょうか?
月経前は1ヶ月の中で、もっとも体調が不安定になりやすい時。そんな時にストレスや悩み、疲労などが加わると心も不安定になり、より症状が重くなります。
毎日の食事にプラス〇〇を加えて不調を解消しましょう。

生理前はなぜイライラしてしまうの?

生理前のイライラをどうにかしたい人へ~「食事+〇〇」で改善する方法~

生理の1週間前は、もっとも体調が不安定になりやすい時です。
体調が不安定なときにストレスや疲労が加わると、頭痛や肩こりなど体にもさまざま不調が出てきます。
そのイライラやしんどさから、やる気が出ないなどの症状に繋がっていきます。

「気の巡り」と「肝」が生理に影響していた!

生理前のイライラをどうにかしたい人へ~「食事+〇〇」で改善する方法~

漢方では、「気」の巡りが悪くなると「肝」の機能が悪くなり、さまざまな症状が出ると言われています。

「気」とは簡単に言えば「生命エネルギー」のこと。元気や気力とも言いますね。
「肝」とは、肝臓だけの意味ではなく、代謝、解毒、排泄などをコントロールするところです。肝機能が元気でないと、体の機能全体がうまく動かず、不調の原因となります。

生理前のイライラを「食事」で改善するには?

生理前のイライラをどうにかしたい人へ~「食事+〇〇」で改善する方法~

生理前のイライラは意外な食材で、軽減できる?
実はこんな働きがあった!という3つの野菜をご紹介します。

■ゆり根
【生理前のイライラ軽減効果】
心を落ち着かせる作用があり、お肌にも良いといわれています。

【旬の季節】11月~3月

【ゆり根の食べ方】
生のゆり根は茶碗蒸しに入っていることが多く、乾燥したゆり根は、百合(びゃくごう)という漢方薬に使われています。

■ウコン(ターメリック)
【生理前のイライラ軽減効果】
ショウガやみょうがの仲間であるウコンは、体を温めて自律神経の乱れを整えるので、気の巡りと血行を良くしてくれます。

【旬の季節】11月

【ウコンの食べ方】
旬というと11月ぐらいですが、生で食べることが、ほとんどありません。カレーやパエリアの香辛料に使うことが多い食材です。

■ピーマン
【生理前のイライラ軽減効果】
ピーマンはイライラや憂鬱な気分を落ち着かせてくれます。肝の血流も良くしてくれるので、血流が悪いお血(ケツ)タイプの人にも良い野菜です。

【旬の季節】6月~8月

【ピーマンの食べ方】
普段の食事で取り入れやすいので、ピーマンの肉詰めなどでおいしく食べてくださいね。

ゆり根、ウコン、ピーマンをおいしく食べるなら、海鮮をのせたパエリアがおすすめです♪

生理前のイライラを「お茶」で改善するには?

生理前のイライラをどうにかしたい人へ~「食事+〇〇」で改善する方法~

食後のほっとした時に入れるお茶はとてもおいしく、リラックスできる瞬間です。生理前は心を落ち着かせてゆっくりしたいものですね。

そんなときは、体調や気分に合わせたお茶を入れてみてはどうでしょうか?

■ジャスミンティー
気の巡りを良くして、精神を安定させてくれます。
緊張や不安を軽減してくれるので、リラックスしたいときに最適です。

■桂花茶(ケイカチャ)
「桂花(キンモクセイ)+黒砂糖」は体を温めてくれます。桂花茶に黒砂糖を入れて飲んでみてくださいね。

★それぞれの効果
桂花・・・心身を癒しPMSの緩和に効果的です。
黒砂糖・・・お腹を温める働きがあり、鬱気分も和ませてくれます。

生理前は体を普段よりもいたわってあげましょう

女性の体は、とてもデリケートに、出来ています。特に生理前は、体も重くて、普段より疲れを感じてイライラすることも多いです。
それは体からの「いつもより体をいたわって」というサインです。そのサインを受け取って、いつもよりゆっくりお風呂に浸かったり、少しでも多く睡眠も取りいたわってあげてください。そうすることで、すこしでも不調が軽減されるかもしれません。
そして女性の大切な月経周期を乗り越えてください。

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この記事を書いたライター

小出久美子
奈良市在住
ビューティ―ヘルスアドバイザーとして、日々美容と健康のお手伝いをしています。
サロンではお一人お一人にあったオーダーメイドのお手入れで、お体全体ケアをさせて頂きます。

小出久美子

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