- 新しい洋服を着ると、髪型やお化粧にも新しさが欲しくなったりしますよね。季節の変わり目は新しいトレンドも登場するのでいつもはしないスタイルを試してみるいい機会!でも色物使いは意外と難しいとついつい、オーソドックスなものを選んでしまいがち。そこで毎日の通勤にも活躍してくれる今春のコンサバ系ファッショントレンドについて宮田さんからアドバイスをいただきました。
ポイントはちょっとだけセオリーをはみ出したウィットフルな装い♪
「コンサバ系ファッションのキーアイテムには、ジャケットやスーツ、シャツなどがありますが、2012年春夏ファッションでは、『色』がキーワードとなります。ジャケットやパンツなどの定番アイテムでもベーシックカラーから抜け出し、色物をワードローブに取り入れるだけで、ぐんと鮮度がアップします。」
「更にオントレンドとなるアイテムにシャツがあります。プレーンな白シャツはすっきり系着こなしの定番ですが、今季は白でももう少し襟や袖にアレンジの加わったタイプや、ディテールに凝ったモデルが人気を呼びそうです。スリーブレス(ノースリーブ)のシャツやシャツワンピースなどもバリエーションが豊富です。つまり、コンサバ系と言っても、ちょっとだけセオリーをはみ出すウィットフルな装いをするといいということです。」
画像提供 ELLE SHOP
ジャケットの色づかいで出会う、今まで知らなかった私
- ではそれらのポイントをどんな風に新しいワードローブに取り入れたらいいのでしょうか?
- 「まず春夏のカラートーンはリリカルなパステル調やシャーベットカラーと、鮮やかでジューシーなカラーという両極端の色がトレンドです。モード界では、淡い色×ヴィヴィッドカラーを組み合わせる難易度が高いコーデも登場しましたが、普段取り入れるのであれば、どちらか自分の合うカラーをシチュエーションに合わせてチョイスするのがいいでしょう。」
- 具体的にはどんなチョイスがいいのですか?
- 「淡い色使いは上品で穏やかなキャラクターを引き寄せてくれ、鮮やかな色はポジティブなイメージを引き寄せてくれます。仕事でプレゼンに臨む時のように主張したい場合や、モチベーションを高めたい日などは艶やか色のジャケットで決めるのもひとつの手です。テーラードジャケットは強い印象があるので、淡い色を選べば、今までのモノトーンシックな装いよりもコーデの幅が広がります。」
画像提供 ELLE SHOP
- 色使いやデザインを変えるだけでそんなに印象を変えることができるんですね!
- 「そうですね。ノーブルなノーカラー(襟なし)ジャケットの場合は鮮やか色を選べば従来のレディーライクなイメージとは違ったムードで新鮮な着こなしになります。またカラージャケットを装うだけで、色が気持ちまで弾ませてくれる効果もありそうです。」
- 気持ちが弾むの、いいですね。他には何かありますか?
- 「そうですね・・・この春夏はレース素材もトレンドなので、シャツ以外にレース素材のブラウスやカットソーなどを合わせれば、上品でフェミニンなイメージをキープしつつ、遊びゴコロがプラスされたスタイルも楽しむことが出来るのでぜひ、やってみてください。」
画像提供 ELLE SHOP
宮田理江さんプロフィール
複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積み、バイヤー、プレスを経験後、”売り手・買う人両方のマインドに通じた”ファッションジャーナリストへ。各メディアにおけるコメント・記事執筆や、海外コレクションのリポート、企業・商品ブランディング、イベント・セミナー、ファッション専門学校レクチャーなど幅広く活躍。
- 著書:「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(共に学研)。
- オフィシャルサイト:http://riemiyata.com/
取材協力 ELLE SHOP
いかがでしたか?ジャケット1つでこんなにもいろんな表情を演出できるんですね。ジャケットはプライベートではもちろん、オフィスファッションにも活用できるアイテムなので嬉しい限り。この春はいつもとは違う一枚を着ることで新たな自分を発見してみませんか?