健康の維持やリラクゼーションの一種として人気の足つぼ。足の裏には末梢神経が集中しており、体内の各器官・部位につながっている「反射区」があります。今回は、そんな足つぼマッサージの効果や注意点、知っておきたい反射区についてわかりやすくご紹介。これを読めば誰でも足つぼマスターになれますよ!
目次
足つぼでよく聞く反射区とは
巷では、反射区を刺激しても健康効果が得られるという科学的根拠はないと否定的な見方をする方もいます。ですが、足つぼで反射区を刺激することで、その反射区と対応する部位に影響を及ぼすことが、数年前に東北大学の研究者によって証明されました。
足つぼの有用性は確かなものですが、あまりにも多くの反射区があるので、どこを押せば求める効果が得られるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。足には甲や側面も含めてたくさんの反射区がありますが、今回は一般的に足つぼで刺激されることの多い足裏の反射区をご紹介します。上の図をもとに、気になる部位の反射区を押してみてください。以下に不調ごとの反射区例を記載したので、そちらもあわせて参考にしてもらえればと思います。
- 心身の疲労・だるさ:足の中央(腎臓・肝臓)、親指の下(甲状腺)
- 目の疲れ:人差し指と中指の付け根
- 寝つきや睡眠の質が悪い:親指の腹(脳下垂体)
- むくみ:足の中央から内側方面に斜め下(副腎・腎臓・尿管・膀胱)
- 肌荒れ・くすみ:親指の下(首・甲状腺)
- 便秘:土踏まず下部(横行結腸・上行結腸・下行結腸・S状結腸)
- 貧血:足の中央(副腎)、左足の中央外側(脾臓)
参考:BMC Complementary Medicine and Therapies
参考:yomiDr.
足つぼが痛いところは体が悪い?
足つぼで感じる痛みの度合いは個人差がありますが、一般的には痛いところが不調を表すとされています。これにはきちんと根拠があって、痛いところには老廃物が溜まっているのです。固まった老廃物をほぐして流す際に痛いと感じます。老廃物が溜まるということは、血行やリンパの流れが滞りやすくなっているということです。すると不調が現れ始めます。このため、足つぼで痛いところは体が悪いといわれているのです。
足つぼマッサージの効果を出すには
また、足つぼをするタイミングも重要です。反射区を刺激することで血行を促進する効果が期待できます。通常であれば望ましい効果なのですが、食事の前後すぐや飲酒した後などは思わぬ影響が出てくる可能性があるのです。同様に、体内変化の大きい妊娠中も控えた方がよいでしょう。きちんと効果を得るためにも、足つぼは平常時にのみ行うようにしてください。
反射区を押しても足つぼの効果がないとき
たとえば、胃腸の疲れに効果がある反射区を押したのに、なかなか改善されない場合。一時的なストレスや食べすぎが原因の不調であれば、足つぼでも一定の効果は得られるでしょう。しかし、日常的に胃腸への負担がかかる食べ方・飲み方をしていたり、慢性的なストレスにさらされていたりするのであれば、そもそもの原因自体を取り除かないと改善できません。このような心当たりがないのであれば、何か病気が隠れている可能性もあります。
足つぼに効果があることは証明されたものの、足つぼに絶対的な治療効果はありません。足つぼだけで何でも改善するのであれば、医師を始めとして鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師などは必要ないはずです。効果があるとはいえ、足つぼは治療目的ではなく健康維持やリフレッシュのためのもの。足つぼで効果を感じられない場合は、病院に行くなどして不調の原因を確認・改善しましょう。
足つぼができるおすすめサロン
京都市内の趣ある空間は、完全個室制なのでゆったりと過ごすことができます。足つぼの前には足浴があるという贅沢さ。足元からしっかり温まるので、全身ぽかぽかとした心地よさを味わえます。足つぼの内容も一級品。少し強めの圧で、一つひとつ丁寧に反射区を押してくれます。独特の痛気持ちいい感覚は癖になりそうなほど。足裏をまんべんなく刺激してくれるので、効果もしっかり感じられるでしょう。
お近くの方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。