甘皮とは、爪と皮膚の間にある半透明の薄い皮のことで、爪の根元にあります。爪は皮膚の角質が変化して硬くなったものできたもので、甘皮も皮膚角質と同じです。甘皮は専門用語で「爪上皮(そうじょうひ)」といわれています。
適切にケアすることで指先をきれいに見せたり、ネイルのモチが良くなったりするため、甘皮処理はネイルの施術前にも行われます。甘皮処理の正しい知識を身につけ、健康的で美しい爪を目指しましょう。
目次
甘皮処理はなぜ必要?
甘皮は保湿力に欠けるのが特徴です。そのため、必要以上に広がったり厚みを増したりすると、本来爪に必要な水分まで奪ってしまうため爪の乾燥につながり、爪が割れたり、二枚爪やささくれの原因になったりします。
爪をきれいに保つには、定期的に正しく甘皮処理を行うことが大切です。また、ただ単に甘皮処理をするのではなく、甘皮処理後にネイルオイルを塗ったり、ハンドマッサージをしたりすると、さらにきれいな指先へ近付くことができるでしょう。
なお、甘皮の生え方には個人差があり、指によっても甘皮の程度は異なります。適切な甘皮処理をすることですべての爪が等しく整い、きれいに見せることができるのです。
甘皮処理のやり方
セルフで甘皮処理をすると上記のような危険性があるので、きちんとした道具や知識のあるネイルサロンで甘皮処理をしてもらうのがおすすめです。甘皮処理のやり方はサロンによって異なりますが、おおむね以下の手順で行われることが多いようです。
- 指先をお湯に浸し、甘皮を軟らかくする
- キューティクルプッシャーやウッドスティックなどで甘皮を根元に押し上げる
- 余分な甘皮やルーズスキン(甘皮の下にある薄い膜)をカットする
- 指先を保湿して仕上げる
甘皮処理の頻度はどれくらい?
ネイルの施術前には必ずと言っていいほど、甘皮処理が行われています。ですが、サロンによっては、ネイルケア・ハンドケアメニューを別で用意しており、通常のネイルメニューに付随する甘皮処理は比較的簡単に済ませてしまうところもあるので気をつけましょう。
甘皮処理をケアメニューとして頼む場合、通常1,000円程度から施術できますが、店舗によっては5,000円程度かかることもあります。料金が高くなる理由は、甘皮処理だけでなく爪の形を整えるファイリングや表面磨き、ハンドマッサージなどのメニューがセットになっているからです。サロンで施術を受けるときには、どこまでがサービスに含まれているのかを事前に確認しておきましょう。
セルフでできる甘皮処理
- 用意するもの
- 洗面器
- コットン
- ウッドスティック(キューティクルプッシャーでも可)
- ガーゼ
- ネイルオイル(化粧水とクリームでも可)
- セルフ甘皮処理の手順
- 洗面器に40度程度のお湯を張り、指を浸けて甘皮を軟らかくする
- ウッドスティックにコットンを巻きつけ、コットンを水で少し湿らせたもので優しく甘皮を押し上げる
※根元に向かって円を描きながら、痛みを感じない程度に押し上げるのがポイント - 水で濡らしたガーゼで優しく甘皮を拭き取る
- 爪の生え際を中心に、ネイルオイルを塗って保湿する
指先の悩みは甘皮処理で解決!
爪が割れやすい、ささくれができやすいなどの悩みがある場合、甘皮の広がりや肥大が原因かもしれません。気になる方は一度甘皮処理をしてみてはいかがでしょうか。お手入れの行き届いたきれいな指先がきっと手に入ります。
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参考:スキンケア大学