エクステとはヘアーエクステンションの略で自分の毛髪に好みの長さやカラーの人毛または化学繊維で作られた人工毛の毛束を、編み込みなどの手法で装着し、一定期間好みの長さやポイントカラーなどが楽しめる技術です。平成の「ギャル」たちの象徴のひとつでもあるエクステは年々進化を遂げ、今ではオトナ女子のファッションアイテムのひとつになっていることをご存知でしたか?今回はそんなエクステの種類や魅力をご紹介します。
目次
エクステとは
エクステとは前述した通り、自分の毛髪に好みの長さやカラーの毛束を装着し、一定期間「つけ毛」として好みのヘアスタイルを楽しめるものです。使用される毛束は人毛またはファイバーなどの化学繊維で作られた人工毛が多く、その毛束をひとつずつ地毛に装着していきます。
エクステは2000年初期に「ギャル」たちの間でブームを巻き起こし、当時ギャルのカリスマ的存在だった安室奈美恵さんの「茶髪×ロングヘア」を真似たヘアスタイルをエクステによって再現する若者が続出しました。
そのようなことから「エクステ=ギャル」というイメージが強い方も多いようですが、今では幅広い世代で楽しまれており、オトナ女子のファッションアイテムのひとつにもなってきています。
そのようなことから「エクステ=ギャル」というイメージが強い方も多いようですが、今では幅広い世代で楽しまれており、オトナ女子のファッションアイテムのひとつにもなってきています。
エクステの最大メリットは何と言っても簡単にイメージチェンジができること。普段はボブヘアの方でも特別な日だけロングに、ということも簡単にできてしまいます。基本的には美容室で施術してもらうことが無難ですが最近はセルフでも簡単に装着できるシールタイプのものも販売されているので手軽に試すことが可能です。
エクステの種類
それでは、エクステの種類を見ていきましょう。エクステの種類は主に装着方法によって分けられます。その中でも美容室で取り扱いの多いポピュラーなものが「編み込み」「シール」「超音波」「プルエクステ」の4つになります。
編み込みエクステ
エクステと聞いて一番にイメージするのがこの「編み込み」エクステではないでしょうか?その名の通り、エクステと地毛を編み込み、糸ゴムなどで縛って装着する方法です。
エクステと聞いて一番にイメージするのがこの「編み込み」エクステではないでしょうか?その名の通り、エクステと地毛を編み込み、糸ゴムなどで縛って装着する方法です。
ただ、編み込んだ部分が厚みを持つため髪の毛をくくったときなどに見えてしまったり、シャンプー後に乾きにくかったりすることが難点です。
シールエクステ
平成のエクステが編み込みなら、令和のエクステはシールエクステといっても過言ではないほど主流になっている方法。なんと言っても施術が早くて簡単で、編み込みと異なり付け目にボコッと感がないので付け心地が快適なのが特徴です。
地毛に自然な形で馴染むため、前髪などで使用する際にもおすすめなのがシールエクステなのです。ただ、シールであることから安価なものを利用すると取れやすい場合があります。また、セルフで取り外す際に正しい方法で行わないとシールの接着部分だけが髪の毛に付着したまま残ってしまったり、油分に弱いことから使用を控えたほうがよいシャンプーがあったりするため、装着後のお手入れなど担当の美容師さんのアドバイスをしっかり聞くことをおすすめします。
超音波エクステ
専用の機械を使用して、超音波で毛束の接着部分に含まれているケラチンなどを溶かしながら地毛に装着していく手法です。機械によって次々に装着できるため施術時間は最も短く、スピーディーと言われています。毛が細いため見た目も自然で地毛に馴染みやすく、ヘアアレンジをしても接着部分はほとんど見えません。
ただ導入サロンが少ないことや、専用の機械を使用することもから、ダントツで施術に掛かる費用が高くなってきます。また取り外しにも専用の薬剤を使用した美容室での施術が必要になるため、短期間の利用には不向きとなっています。
プルエクステ
プルエクステはエクステの先端についている特殊な紐を地毛に結びつけていく方法です。装着部分が編み込みとは異なり圧倒的に小さく目立たないためヘアレンジにも気を遣わなくて大丈夫です。
また1本1本が他のエクステと比べても圧倒的に細くなっているため地毛ともきれいに馴染み、周りに気づかれずエクステを装着したい方でも安心して利用 できます。
しかし、その細さが故、一度に多くの本数の利用が必要なため、それなりに価格が高くなってしまいます。単価や必要になりそうな本数を事前にしっかり確認しておくことが必要そうです。
ウィッグとの違い
エクステと比較されることの多いウィッグですが、その違いは何なのでしょうか?
まず大きな違いとして、毛束を装着していくエクステと異なり、ウィッグは「かぶる」タイプのものがほとんどだということです。既にヘアスタイルが仕上がったものを、地毛が見えないようすっぽりとかぶるフルウィッグであればロングからショートヘアというレングスのチェンジも可能になります。
また、部分ウィッグでは普段前髪なしの方でも簡単に前髪をつくることもできます。
何より着脱がセルフで簡単にでき、繰り返し使用できるので度々イメージチェンジに活用したい方におすすめです。
エクステで広がるヘアデザイン
これまでエクステの種類やそれぞれのメリット、デメリットについてご説明しました。これからエクステを試したいと考えている方はエクステならではのデザインを楽しみたいですよね。エクステの活用方法をデザインと一緒にご紹介していきます。
長さをだす
エクステといえばやはり長さを出せることが魅力ですよね。「短いボブヘアだけどいきなりイメチェンしたい」「思いのほか切りすぎてしまって長さを戻したい」そんな時こそエクステの出番です。短く切るだけのイメチェンはもうやめて「伸ばす」イメチェンに挑戦してみてはいかがでしょうか?
前髪を変える
「伸ばしかけの前髪が鬱陶しい」「ふんわりしたショートバングをつくりたい」そんなときは前髪にエクステをつけてみてはどうでしょうか?意外と伸ばすことが大変な前髪もエクステを使えば簡単に長めの前髪へチェンジできます。またボリュームがなくペタンとした前髪にお悩みの方でもボリュームアップとしてエクステを使用できるのでおすすめです。
ポイントカラー
明るめのポイントカラーをヘアカラーとして取り入れたい場合にもエクステを利用すればブリーチなどで地毛を傷める心配がなくなり、ハイトーンなカラーへのハードルも下がります。
また、長さだしとポイントカラーの両方を取り入れれば、ボブからウルフカットへのチェンジと、まるで裾カラーを施したようなデザインの組み合わせが可能になります。
染めてしまうと別のヘアスタイルへチェンジする際、再度染め直したりその部分だけカットしたりしなければならなくなりますが、エクステなら取り外せば元通り。美容室でオフする場合もエクステの種類によりますが基本的にカラーより低価格でできるのでお財布にも優しく楽しめます。
カラーエクステはお店によって種類の豊富さが異なるので、カラーバリエーションが豊富かどうかは事前に美容室へ確認しましょう。
特別な日のヘアアレンジに
成人式や結婚式など特別な日には特別なヘアスタイルを楽しみたいですよね。やりたいアレンジのイメージは決まったけど「長さが足りなかった」など地毛では理想通りにできずに諦めてしまった経験はありませんか?そんな悩みを補ってくれるのがエクステです。とことんヘアアレンジを楽しみたい時はエクステをつけて下準備をしておくと、アレンジの選択肢が広がり特別な日のヘアスタイルも妥協せずに叶えられるはずです。
番外編 ヘアティンセル
韓国で話題になったキラキラエクステ、その名も「ヘアティンセル」。日本でも徐々に導入店舗が増えてきました。
美容室ではティンセルを1本ずつ髪の毛1,2本の根元に結び付けていきます。表面だけでなく内側にさりげなく入れるのもポイント。髪の毛が揺れたときにきれいに輝いて見えます。明るい髪色だけでなく暗髪とも相性が抜群。丈夫な耐熱素材でできているため、地毛と一緒にコテやヘアドライヤーを使用することも可能です。
コンサートや特別なイベントなどで最先端のおしゃれを楽しんでみては。