フランス語で「あいまいな」という意味をもつニュアンスネイル。混ざり合ったカラーのぼんやりとした境界線やはっきりとしたモチーフをもたない一期一会なデザインを楽しむネイルです。チョイスした色味によってはローズクォーツやトルコ石(ターコイズ)にもみえることから夏のイメージをもたれがちですが、実は冬の指先にもぴったりなのです!今回は冬にこそやりたくなるニュアンスネイルをご紹介。セルフネイル派さんに向けてのニュアンスデザインのつくり方も必見です。
目次
「寒そう」に見えない冬用ニュアンスネイルのポイント
毎年夏になるとおしゃれ女子たちがこぞって指先にまとうニュアンスネイル。実は冬のファッションにあわせてもかわいらしく仕上がります。ただ、夏仕様のままだと冬空の下では寒そうに見えてしまうので絶対NG。冬っぽくみせるためのポイントをしっかり押さえて、季節感を上手に取り入れましょう。
①淡色は「くすみカラー」、濃色は「こっくりカラー」をチョイス
季節感を出すうえでカラーのチョイスはとても重要。ニュアンスデザインをつくる場合、夏であれば奥行きを出すため透明感のあるシアーカラーが選ばれがちです。でも冬になると透け感のあるカラーは、指先を寒そうにみせてしまいます。
冬にニュアンスデザインを施す場合は淡い色ならグレーがかったくすみカラー、レッド系やネイビーなどの濃い色なら深みのあるこっくりカラーがおすすめです。
②ラメやビジューでキラキラ感をプラス
カラーがこっくりとした重厚感のある色味になった分、ラメやビジューをデザインのなかに取り入れるとバランスがよくなります。光を反射してキラキラと輝いてくれるので、重たすぎず上品な指先に。
③マットコートで落ち着いた雰囲気に
明るめのカラーを使用したい場合は、トップジェルをマットタイプのものに変更しましょう。あえて艶を抑えた仕上がりにすることでネイル全体が落ち着いた雰囲気になり、カラーにもこっくり感がプラスされます。
仕上げにサッと塗るだけで、いつものデザインが一気に冬仕様へと衣替えするので、セルフネイル派さんにもおすすめの裏技です。
④カラーではなくパーツでニュアンスを表現
ニュアンスネイルはカラージェルだけでなくパーツでも表現が可能です。好みの色味でワンカラーを施したベースに、金箔やカラーフィルムを思うままに貼りつけるだけでピリッとスパイスの効いた大人のニュアンスネイルに。
数種類のフィルムを組み合わせると、より「自分だけの特別なデザイン」感が増しますよ。
セルフネイル派さんに捧げる ニュアンスネイルのつくり方
カラーの混ざり合いがかわいいけれど、やってみると意外と難しいのがニュアンスネイル。お手本を見ながら真似してみても「なにかが違う……」となりがちです。今回はネイル初心者さんでも簡単にできる「冬用ニュアンスネイル」のつくり方をご紹介します。
<今回のニュアンスネイルに使用したもの>
・LEDライト
・クリアジェル(ベースジェル)
・トップジェル
・カラージェル3種(ホワイト/バーガンディー/ネイビー)
・スクエア型のジェル筆
・お好みのパーツ
①冬っぽいカラーを選ぶ
先ほどご紹介したように、透け感のあるカラーを使用すると指先が寒そうに見えてしまいます。メインにはこっくりとした温かみのあるカラーを選ぶとよいでしょう。写真の2色であれば、赤い丸で囲ってあるホワイトがおすすめです。
②ベースとなるカラーでワンカラーを施す
ホワイトのカラージェルを爪全体に1度塗りし、ライトに入れて硬化します。
③ニュアンスデザインをつくる
ホワイトを再度、爪全体に塗布します。
硬化する前にバーガンディーとネイビーのカラージェルを2:1の割合で爪の表面に乗せます。
ジェル筆の角を使い、3色のカラージェルの境目を馴染ませるようにぼかし、ライトに入れて硬化します。このときカラー同士が完全に混ざってしまわないように注意しましょう。
クリアジェルを薄く爪全体に塗布し、バーガンディーのカラージェルを2~3か所に乗せます。先程と同じようにジェル筆の角を使ってカラーを馴染ませ、ライトに入れて硬化します。
④お好みのパーツを配置して完成!
お好みのパーツやアートをプラスし、トップジェルでコーティングしたら完成です。何層にもカラージェルが重なっているので、念のためトップジェルは長めに硬化(48Wで30~60秒目安)すると安心です。
冬におすすめのニュアンスネイルデザイン集
ここからは冬のファッションにあわせてもばっちりハマるニュアンスネイルデザインをご紹介します!シックでビターな大人デザインからキュートで甘めのデザインまで、ニュアンスネイルは自由自在。ぜひ自分にぴったりのニュアンスネイルを見つけて、冬ネイルを楽しんでくださいね。
金箔ニュアンスネイル
ライラックのようなくすみパープルのワンカラーに、金箔でニュアンスデザインを表現。根元から爪先にかけてグラデーションになるように金箔の量を調節すると、縦のラインが強調されて指長効果が得られます。
マットコートで仕上げる大人ニュアンスネイル
シアーホワイトのベースにカーキやグレージュをあわせたニュアンスデザイン。仕上げのマットコートで艶感を抑えることによって、冬にぴったりの大人ネイルをつくり上げています。
くすみピンクの小花風ニュアンスネイル
ピンク、パープル、ホワイト、ゴールド……まるで色とりどりの小花が咲いているかのようなこちらのデザイン。くすみピンクを中心にやわらかい色味で構成されているので、爪の輪郭をゴールドでふち取ってあげると主役のニュアンスデザインが際立ちますよ。
うずらの卵風ニュアンスネイル
ブラウンで描かれたニュアンスデザインと、つるんとした質感がまさに「うずらの卵」。スモーキーブルーとベージュのワンカラーをあわせれば、いつもと一味違ったアニマルネイルの完成です。より卵っぽく見せるため、爪の形はオーバルをおすすめします。
油絵風ニュアンスネイル
こっくりとしたオレンジをメインに、暖色系のカラーで仕上げる油絵風ニュアンスネイル。ひっそりと忍ばせたネイビーがアクセントになり、全体を引き締めてくれます。個性派ネイルを愛するあなたへ。
ちぐはぐニュアンスネイル
左右の手でまったく印象が違うデザインをまとう「ちぐはぐネイル」×「ニュアンスデザイン」。片手はくすみピンクを中心としたカラージェルで、反対の手は色とりどりのカラーフィルムでニュアンスデザインを表現しています。キュートとエレガント、両方手に入れたい欲張り女子におすすめのネイルです。