わたしの足、いつの間に太くなっていたの!?
急に太ったふくらはぎや太もも。年齢を重ねると太りやすくなるので、気づいたら体型が崩れていたということも少なくありません……。ダイエットをする前に、まずは足が太くなる原因を見極めることが大切です。単純に脂肪が増えたのか、水太りや筋肉太りによるものなのかによって、効果的なダイエット方法は違います。まずは自分がどのタイプにあてはまるかチェックしましょう。
目次
太い足の原因3タイプを診断
太い足をすらっとした美脚にするためには、まず足が太くなる原因を知ることが大切です。特に、急に足が太くなったという方は要注意。自分はどのタイプに多くあてはまるか、下記の項目をチェックして診断しましょう。
A.むくみ太り・水太りタイプ
- 冷え性
- 朝と夕方で体重が1kgくらい違う
- お酒を飲むのが好き
- 濃い味付けや塩辛いものが好き
- 一日中座りっぱなしのデスクワーク
- 靴下を脱いだ後しばらくは、ゴムの跡が消えずに残ったまま
B.脂肪太りタイプ
- 膝の上に肉が乗っている
- 人より食べるのが早い
- 脂っぽいものや甘いものをよく食べる
- 体重計にあまり乗らない
- たぷたぷと肉が揺れるほどやわらかい
- 太ももを掴んでひねると皮膚がボコボコしている
C.筋肉太りタイプ
- 学生時代スポーツをしていた
- 毎日立ちっぱなしになることが多い
- 歩き方がドタドタうるさいと言われる
- 太ももやふくらはぎが外側にボコッと張り出ている
- 力を入れなくても足が硬い
- 足の肉をつまもうとしてもつまめない
A.むくみ太り・水太りタイプの原因とダイエット方法
Aタイプのむくみ太り・水太りに当てはまった方は、まずむくみの原因を知ったうえで根本的な改善を目指しましょう。むくみが取れるだけで2~3kg減ったというケースもあります。正しい知識を身につけ、憧れの美脚を手に入れてください。
むくみ太り・水太りの原因
むくみ太り・水太りは体に余分な水分が溜まることで起こります。水分を循環させる力が弱まり、体内に必要ない水分や老廃物が排出されにくいので、太ってしまうのです。特に足は、ポンプの役割を果たす心臓から遠いうえに、重力によって水分が停滞しやすいので、むくみやすい部位になっています。そのため、長時間同じ姿勢でいる方や冷え症の方も注意が必要です。血液やリンパ液の循環が悪くなり、余計な水分や老廃物を溜めてしまいます。
足のむくみを放っておくとセルライトになってしまう可能性も! 蓄積された水分や老廃物は、やがて脂肪細胞に吸収されるので、脂肪細胞の肥大化につながってしまいます。すると、皮膚がボコボコした状態になり、セルライトになってしまうのです。むくみや水太りは早めにケアし、不要なものは体外にきちんと排出しましょう。
むくみ太り・水太りに効果的なダイエット
①食べ物で改善
むくみは体内摂取した塩分(ナトリウム)量と深い関係があります。というのも、体内の水分を調整するのがナトリウムだからです。塩分を摂りすぎてしまうと、バランスが崩れて水分を溜め込んでしまいます。ですから濃い味付けの食べ物は控え、塩分摂取量を抑えることが大切です。また、過剰なナトリウムを体外へ排出させるカリウムを積極的に摂るのがおすすめ。カリウムが多く含まれるアボガドや納豆などを食べるようにしましょう。
むくみは体内摂取した塩分(ナトリウム)量と深い関係があります。というのも、体内の水分を調整するのがナトリウムだからです。塩分を摂りすぎてしまうと、バランスが崩れて水分を溜め込んでしまいます。ですから濃い味付けの食べ物は控え、塩分摂取量を抑えることが大切です。また、過剰なナトリウムを体外へ排出させるカリウムを積極的に摂るのがおすすめ。カリウムが多く含まれるアボガドや納豆などを食べるようにしましょう。
②座ってできるストレッチで改善
血液やリンパ液を正しく循環させるには、ストレッチがおすすめです。つま先をグーッと伸ばすように上と下へ動かし、足首を左右にぐるっと回しましょう。オフィスで座りながらできるストレッチなので、こっそりデスクの下で実践してみてくださいね。また、帰宅後はふくらはぎを中心にしっかりほぐすとより効果的です。
血液やリンパ液を正しく循環させるには、ストレッチがおすすめです。つま先をグーッと伸ばすように上と下へ動かし、足首を左右にぐるっと回しましょう。オフィスで座りながらできるストレッチなので、こっそりデスクの下で実践してみてくださいね。また、帰宅後はふくらはぎを中心にしっかりほぐすとより効果的です。
B.脂肪太りタイプの原因とダイエット方法
Bタイプに当てはまった方は、巷でよく知られているダイエット法が効果的です。脂肪が蓄積される仕組みは至って単純。消費カロリーよりも摂取カロリーの方が大きいからです。消費カロリーを増やし、摂取カロリーに注意することで、太い足から脱却しましょう。
脂肪太りの原因
ご存知の通り、脂肪太りはカロリーの摂りすぎや運動不足が原因です。脂っこいものや甘いものを好んで食べる方、運動習慣のない方はどうしても太りやすくなります。
それだけではなく、体重の変動に無頓着なのも太りやすい原因です。脂肪は日々の積み重ねで徐々に蓄積されていくもの。美意識が高い方は定期的に体重計に乗ったり、鏡で体型をチェックしたりするので、体型変化に敏感です。自身の体重や体型に気を配ることで自然と食事制限や運動をするようになり、体型管理が入念になります。特に足やお尻は脂肪からセルライトに変わりやすいので、できるだけ予防することに専念しましょう。
脂肪太りに効果的なダイエット
①食べ方で改善
早食いは満腹を感じる前に、どんどん食べてしまうのでNGです。豆腐などのやわらかい食べ物を除き、普通の食事であれば一口につき30回以上噛んで食べるようにしましょう。また、ゆっくり食べるためにも一口を大きく取るのではなく、小さく切ったりすくったりするのがおすすめです。
早食いは満腹を感じる前に、どんどん食べてしまうのでNGです。豆腐などのやわらかい食べ物を除き、普通の食事であれば一口につき30回以上噛んで食べるようにしましょう。また、ゆっくり食べるためにも一口を大きく取るのではなく、小さく切ったりすくったりするのがおすすめです。
それから、食べる順番でも工夫ができます。既にご存じの方も多いかもしれませんが、食べ始めはご飯やメインのおかずを避けてください。まずはサラダなどの野菜、きのこ類、藻類から食べます。その次にメインの肉や魚(たんぱく質)、最後にご飯や麺類などの主食(炭水化物)の順番で食べることを心がけましょう。血糖値の上昇が緩やかになり、血糖値を抑えるためのインスリンの分泌が少なくなるからです。インスリンには中性脂肪の合成を促進する働きがあるので、インスリンの分泌を抑えることで、脂肪を溜め込みにくくなります。
②有酸素運動で改善
比較的負荷が軽く、長時間継続して行うウォーキングやジョギング、エアロビクス、水泳などの運動を有酸素運動と言います。有酸素運動は脂肪をエネルギー源として行う運動なので、高い脂肪燃焼効果が特徴です。なお、有酸素運動は始めてから20分ほど経過した後から脂肪を燃焼させるようになるので、最低でも30分程度は続けられる運動を選びましょう。
比較的負荷が軽く、長時間継続して行うウォーキングやジョギング、エアロビクス、水泳などの運動を有酸素運動と言います。有酸素運動は脂肪をエネルギー源として行う運動なので、高い脂肪燃焼効果が特徴です。なお、有酸素運動は始めてから20分ほど経過した後から脂肪を燃焼させるようになるので、最低でも30分程度は続けられる運動を選びましょう。
C.筋肉太りタイプの原因とダイエット方法
筋肉太りは仕方がないと諦めている方も少なくありません。ですが、筋肉太りも正しいケアをすることで解消できます。程よい筋肉を保ち、太い足から美しくしなやかな足へ変えましょう。
筋肉太りの原因
学生時代にスポーツをしていた方が運動をしなくなると、筋肉が硬くなってしまい脂肪を溜め込みやすくなります。筋肉の間に脂肪を蓄えてしまう、いわゆる「霜降り」状態に。この筋肉+脂肪のダブルタックが足を太くする原因になるのです。
また、スポーツをあまりしないという場合でも、立ち仕事の方や日常的にヒールを履く方などは足の筋肉をよく使っているので、筋肉太りになりやすい傾向にあります。特定の筋肉が発達し、凝り固まった状態になることで太い足になってしまうのです。
筋肉太りに効果的なダイエット
①マッサージで改善
筋肉太りの場合、まずは硬くなった筋肉をほぐすことが必要です。入念に足をマッサージし、しなやかな筋肉を取り戻しましょう。マッサージをするのは、体が温まっているお風呂上がりがおすすめです。むくみの解消・予防にも効果があります。
筋肉太りの場合、まずは硬くなった筋肉をほぐすことが必要です。入念に足をマッサージし、しなやかな筋肉を取り戻しましょう。マッサージをするのは、体が温まっているお風呂上がりがおすすめです。むくみの解消・予防にも効果があります。
こぶしを足の指先から足首に向かって、その後は足首からひざにかけて、まんべんなくさすります。この際、血液やリンパ液の循環を促進するためにも下から上へとさすり上げるのがポイントです。ボディオイルやボディクリームを使用して、肌を摩擦で傷つけないように注意しながらマッサージしてください。
②立ち方・歩き方を改善
立つときに重心を左右のどちらかへ傾けていませんか?
正しい立ち方・歩き方ができていないと不自然に筋肉が付いてしまい、見た目のバランスが悪くなってしまいます。立つときには姿勢よくまっすぐに立つことを意識しましょう。歩くときも同様です。ヒールを履いているときは言わずもがなですが、バックなどを片手に持っていたり、ショルダーバックをかけていたりするときはバランスが崩れやすくなるので、なるべく左右が偏らないように気をつけてください。
立つときに重心を左右のどちらかへ傾けていませんか?
正しい立ち方・歩き方ができていないと不自然に筋肉が付いてしまい、見た目のバランスが悪くなってしまいます。立つときには姿勢よくまっすぐに立つことを意識しましょう。歩くときも同様です。ヒールを履いているときは言わずもがなですが、バックなどを片手に持っていたり、ショルダーバックをかけていたりするときはバランスが崩れやすくなるので、なるべく左右が偏らないように気をつけてください。
足太りはタイプ別の改善方法を
今回ご紹介したように足が太くなる原因は人によってさまざまです。自分のタイプに合わせた改善方法を実践し、すっきり美脚を目指しましょう。見た目はもちろんのこと、体重も落ちて理想的な体型が手に入るはず。より「きれい」を追求したい方は、ビューティーパークに掲載しているエステサロンへ行ってみるのもおすすめですよ。
参考:日本人の食事摂取基準(2020年版)
参考:e-ヘルスネット