2016年4月13日 更新

出口まで来ているのに出せない『習慣性便秘』正しい腸活習慣で改善しよう!

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美腸セラピースクール 松下大山

『習慣性便秘』は、別名『直腸性便秘』とも言われ、出口付近まで便は来ているのに、上手く排泄できない状態を言います。
排泄のタイミングを逃すと、腸管内での停滞時間が長くなるため、どんどん水分は吸収されて便が硬くなります。そのため便が出づらくなったり、便意自体を感じにくくなるので、また排泄のタイミングを逃しやすくなる、という悪循環を招きます。

習慣性便秘の原因:なぜ出口まで来ているのに出せないの?

習慣性便秘の原因:なぜ出口まで来ているのに出せないの?

■朝食を食べない
排泄運動は、食べ物が消化管に入ることがキッカケとなり起こりやすいため、朝食を食べない人ほどタイミングを逃しやすくなります。

■朝からバタバタ
腸は心の状態に影響を受けやすい器官です。朝から慌ただしくしバタバタしていると、腸も緊張してタイミングを逃しやすくなります。

■トイレに行けない
『トイレへ行きたい!』と思っても行けなかった時、便意は弱まります。これを繰り返すと、便意自体を感じにくくなるので、タイミングを逃しやすくなります。

便秘薬に頼りすぎると、便秘はどんどん悪化する!

便秘薬に頼りすぎると、便秘はどんどん悪化する!

昔は、習慣性便秘が便秘の大半を占めていました。しかし、今は弛緩性便秘痙攣性便秘との複合型便秘で悩む方が増えています。

その原因の1つに、『便秘薬』の使用が挙げられます。
便秘薬は、腸を刺激して便を出そうとしたり、水分の吸収を阻害して便を柔らかく保ち、排泄を促してくれます。しかし、その便秘薬の作用によって、腸の感受性そのものが弱まり、習慣性便秘を悪化させることがあります。

また腸が痙攣しやすくなることで痙攣性便秘を招いたり、腸の働きを弱めるので弛緩性便秘に至る場合もあるのです。

習慣性便秘を解消する『腸活習慣』とは?

習慣性便秘を解消する『腸活習慣』とは?

習慣性便秘のように便意が弱い人、便意を感じにくい人の場合は、できるだけ規則的な腸活習慣を身につけましょう。

  • ①朝ごはんをしっかり食べて、腸の働きを促す
  • ②決まった時間にトイレに座り、排泄を誘導する
  • ③サラダを食べて便を保湿し、便の性状を整える
  • ④デトックス効果を謳う飲み物よりも、お白湯で水分補給
  • ⑤お肉の食べ過ぎは、便を硬くするのでほどほどに

ひどい下剤依存の方でも自然排便を取り戻した方法とは?

ひどい下剤依存の方でも自然排便を取り戻した方法とは?

美腸セラピーサロンでは、
「便秘専門の病院へ1年以上通ってもダメだった」
「40年以上の下剤依存を解消したくて、全国をまわった」
「小学生からの下剤使用で、食事が1日1食しか入らない」
など重度な下剤依存の方にも、自然排便を取り戻していただいております。

その方法は

  • ・普段の生活の中で腸への負担を見つける
  • ・施術で腸を鍛える
  • ・排泄リズムを取り戻す生活習慣を身につける
など、何か変わった方法を提案しているわけではありません。つまり、大切なのは自分自身の生活習慣の見直しにあると言えます。

習慣性便秘の改善には毎日の生活を整えることが一番

最近では便秘解消に役立つ方法?として様々な情報も溢れています。しかし、なかにはただ便を出すことだけを優先して逆に腸は弱らせてしまい、結果的に便秘を悪化させてしまう方法も多くみられます。
そんな情報に振り回されないためにも、ご自分の便秘タイプや腸への負担を知って、その原因からの改善を心掛けてくださいね。

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この記事を書いたライター

美腸セラピースクール 松下大山
美腸セラピースクール 主宰
NPO法人健康増進技術協会 理事長
美腸セラピスト養成講座は随時受講生募集中。松下大山の美腸セラピーは東京サロンと神戸サロンで受けられます。

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