ご祝儀は奇数じゃないとダメですか?
そうですね、やはり奇数の3万、5万、7万が一般的です。
立て続けに招待されると嬉しいのですがお財布が苦しい時も。そういった場合におりあいのつけかたってないものでしょうか?
基本的には社会人で20代後半の方は3万円が相場ですね。 もしどうしてもご祝儀の都合で難しい場合は2次会から参加されるなどされてます。
グランドハイアットやパレスホテルなど“超”がつく高級ホテルでの披露宴に呼ばれた場合、ご祝儀は5万円以上包むのが常識だといわれたことがあるのですがホテルによってご祝儀の相場があるのでしょうか?
一概には言えませんが、その方の収入レベルにもよりますし、だいたいご友人ですと3万円でお祝いされるのが一般的なようです。
ただその披露宴が明らかにお金が掛かったパーティーであることが予想される場合は5万円包まれた方がよい場合もあります。
また男性の場合はアラフォー以上の年齢の方は5万円にされている方が多いですね。
結婚式に呼ばれたのですが参加できない場合、お祝いはお金でした方がいいのでしょうか?
急遽欠席される場合はお金の方がいいですが、予め分かっている場合特にご友人であれば欲しいものをリサーチしてプレゼントされるがよいですね。
招待状を返送する時のルールがあると聞いたのですが・・・
通常、招待状は出欠を確認するために「御出席、御欠席」という文字がかかれています。また氏名等個人情報を書く項目も「御芳名、御住所」となっています。
また返送はがきの表は「○○行」となっています。これらの「御」や「行」を通常は横棒2本で消しますが結婚式の場合は「寿」の文字で消すのがよいとされています。
披露宴や2次会に白い服は着ていってはいけないといわれますが、他に気をつけるべきドレスコードはありますか?
そうですね、やはり白は花嫁のカラーなのでNGです。最近は白に近いベージュ等はかなりお召しになっていますけどね。あとは肌や胸を露出しすぎない、アニマル系の柄は避けるといったところでしょうか?
アニマル柄なども最近はお洒落として取入れている方増えてらっしゃいますがですが、元々は白衣装と同じくらいNGコードでした。
遠方の結婚式に招待されました。交通費や宿泊費ってどうするのがいいのでしょう?
ケースバイケースですが交通費はお客様側、そして宿泊費は招待側が持つということが多いと思います。飛行機を使う、海外からという場合もだいたいエア代は持たれるお客様が多いですね。ただ上司の方だったりするとエア代の半額をお返しされる場合もあります。
あと海外ウェディングの場合は仲のよい友人同士で海外旅行に行く感じで参加される方が多いですね。
友人にお祝いは何がいいか?と聞いたところ「お茶碗」をリクエストされました。割れ物は縁起が悪いと聞いていたのですが・・・
現在ではあまりそういうことを気にしなくなりつつあります。ご本人の欲しいものをプレゼントする欧米スタイルに移行しつつありますね。
親御さん世代も、現在は欲しい物を送る方が増えてきています。
お祝いに際して避けた方がよいことはありますか?
従来、「切れる」「割れる」ものはNG とされています。ただ先ほど同様、昨今は贈る相手が親しい間柄である場合に具体的にリクエストがあった場合はで問題ありません。また場合によっては刃物類などは未来を切り拓(ひら)く、陶磁器などが割れるのも「増える」と考える方もいらっしゃいますから。ただ贈る相手によっては縁起をかつぐ人もいるので、事前に確認しておくことが大切だと思います。
あと時代が変わっても「クシは苦死、ハンカチは手巾(てぎれ)」という意味を持つのでNGとされています。
海外ではウィッシュリストがありますが日本ではどうなんですか?
最近は割と仲間内で何が欲しいかというのを聞いてまとめてプレゼントすることも多いです。昔は欲しい物をいうなんて・・・という日本的わびさびみたいのが大きかったのですが、今は欲しい物をあげる時代に変化している気がします。事実、ウィッシュリストを登録できるサイトなども出てきています。
お祝い選びのポイントがあったら教えてください。
リクエストがある場合はそちらを。そうでない場合は自分では買わないけれどもあると嬉しいものを送ると喜ばれるのではないでしょうか?例えばブナのお盆、檜のカッティングボード、竹のアイスペール、うすはりグラスなどオススメです。
どこかオススメのお店はありますか?
zentoという会社の「waclass」というブランドいいですよ。お祝いにもいいですし、引き出物としてもよくご紹介しています。桜の茶筒や陶器のカップなどオシャレですよ。
【編集局Tips!】 ちょっと個性的なプレゼントをしたい時は・・・
開運雑誌などで話題の「オフクとモウリ」という開運ユニットをご存知ですか?オフクの奏でる幸せの鈴の音と両目だるまモウリの達成運を以って“幸せをふりまく使命”の「オフクとモウリ」が晴れの場に華を添えてくれます。披露宴の余興として、また2次会のサプライズプレゼントとして盛り上がること間違いなし!人とは違ったことが好きなお友達へのお祝いにいかがですか?
黒沢 祐子さん プロフィール
フリーウエディングプランナー。結婚式のプランニング会社で経験を積んだ後、もっと幅広くウエディングの手伝いを したいと想い、2008年よりフリープランナーに転身。現在700組ほどのお客様のウエディングを担当。現在新郎新婦のコンセプト等を作る、ウエディングカウンセリングも手掛ける。
取材協力
waclass(zento)